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購読している新聞に、
各界で活躍されている
広島にゆかりのある方々の連載記事があります。

いつも楽しみにしているのですが、
この度は、広島市出身のバレリーナ、森下洋子さんです。


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高校生の時、
友人に誘われて、
森下さん主演の「白鳥の湖」の公演を観に行きました。

分厚い緞帳が開いた瞬間、
純白の衣装に身を包んだ森下さんが、
あの有名な「白鳥の湖」の調べと共に
軽やかに登場されました。

あまりの美しさに
思わず息を呑んだことを、
未だにはっきりと覚えています。

華奢でしなやかな肢体は、まさに白鳥の化身。
初めて目にする美しく優雅な舞に、
たちまち魅了され、
夢の世界へといざなわれて行きました。

当時の私はバレエの知識は全くなく、
森下洋子さんが一流のプリマドンナとは知らなかったのです。
今から考えると、学生の身で素晴らしい経験をさせてもらったと
想うのです。

多感な年頃だった私と友人は、
公女「オデット」と王子の恋のストーリーにも心惹かれ、
夢のような世界に憧れたものです。

お嬢様だった素敵な友人は、後にお医者様と結婚されました。
久しく会っていないけど、どうされているかしら。。。
無性に会いたくなってしまいました。

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記事を読み進めていくと、
67歳の今も現役のプリマバレリーナとして活躍されているとのこと。

いままで「白鳥の湖」を1000回以上も踊っていらっしゃり、
世界の中でも、全幕を通して踊る人は類を見ないらしいのです。

世界へと飛躍されたバレリーナなのに、
「不器用だから、決して進むのは速くない。
だから毎日少しずつお稽古しています」
とご本人の謙虚さに脱帽しました。

「芸術は人々の心に何か、ともしびを与えるもの。
人を思いやり、平和を祈って踊り、みんなを幸せにするもの。
そのために毎日稽古をしていく」とのこと。

森下さんは被爆2世として、
平和を祈って踊ることが使命だとの思いもおありなのだそうです。

現役のくぎりという思いさえ無いと明言される陰には、
常に己に厳しく、毎日のレッスンの積み重ねの上にある自信と、
バレエと真摯に向き合う謙虚な姿勢があるからだと思います。 

年齢にあらがうことより何より、
森下さんのように自分の意志を強く持ち
継続していくことの方が、
私にはずっと難しいです。

夢多き青春時代に憧れた方が、今も現役。
そして第一線で頑張っていらっしゃることを知り、
私も沢山の元気と勇気を頂きました。

雲の上の存在ではありますが、
私もこのまま年を重ねるだけの人には
なりたくないとの想いを強くしました。

この高揚した気持ち、
いつまで続くかしら。。。

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