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バスで巡るロンドン半日観光。
このダブルデッカー、乗り降り自由でとっても便利です。
ガイドさんは乗っていませんが、日本語オーディオガイドがあるので助かりました
私はロンドンだけかと思いましたが。。。

娘に聞くと、一般的には「hop-on, hop-off」
と呼ばれている乗り降り自由な観光バスは、
世界各地にあるそうですよ。


ロンドン塔
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ローマ帝国がこの地に要塞を築いたのが始まりで、
11世紀にウィリアム1世によって最初の塔、ホワイトタワーが建設され、
その後、修復や拡張が行われ現在の姿になったそうです。

堀と城壁に囲まれた中世風の城に、
私はなぜか暗く冷たい印象を持ちました。

それもそのはず、王宮、要塞、牢獄と次々に姿を変え処刑場もあったとか。。。
13世紀になってからは、
王侯貴族や国家反逆罪などで捕らえられた者の監獄となり、
拷問、処刑場としても使われた暗い歴史を持つ城塞だったのです。

イギリスの歴史の光と影を象徴するこの場所は、
今も幽霊の噂が絶えないそうです。



スイス・リ本社ビル
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伝統的なロンドンの風景の中に、
突如、近代的で斬新なビルが出現しました!

この建物は保険会社のビルで、
7年の歳月をかけ2003年に完成したロンドンで2番目に高い、40階建てのビル。
このユニークなデザインを手がけたのは、ノーマン・フォスター氏です。

5500枚もの菱形のガラスに覆われたこのビルは、
建物の形がきゅうりの酢漬けに似ているということで、
「ガーキン(ピクルス)」の愛称で親しまれているそうです。



ザ・シャード
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ロンドン・ブリッジ駅のそばにそびえ立つ
ピラミッド型の斬新なデザインの建物は、
2012年に完成した高さ310mの西ヨーロッパ一の高層ビル。

ビルの最上部のガラス張りの展望台は、
驚くことに鉄骨がむき出しで天井がないという、
私たちの既成概念を超越したデザインです。

この展望台を設計した女性は、ローマ・アルガフル氏。
構造を設計する上で安全性は勿論のこと、
美しさも追及されたというビルはひと際目を引きます。



ロンドン・アイ
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テムズ川の南岸に2000年1月に完成した、高さ135mの巨大な観覧車。
卵型のゴンドラには25人も乗ることができ、
天気の良い日には40キロ先まで見渡せる程の眺望の良さ。

西暦2000年のミレニアム・プロジェクトの一環で、
新たなロンドンのシンボルとなる建物のアイデアが募集されました。

伝統的なものを大切にするロンドンの街に
またも新たな新風を吹き込んだのは、女性建築家ジュリア・バーフィールド氏。

今でこそ、ロンドンの風景になじみ、
市民や観光客からも愛される存在となりましたが、
当初は猛烈な建設反対にあい、完成に至るまでには紆余曲折あったようです。

なかでも歴史的建造物の保護団体からは、
「伝統的な街に巨大な観覧車を造るなんてばかげている」
と猛烈に反対されたそうです。

それでもジュリアさんは、保護団体や地元の人たちと幾度となく話し合いの場を持ち、
粘り強く説得しました。

折しも、当時普及し始めたCG技術でリアルな完成予想図の映像を作り上げることができ、
彼らと面会のたびにその映像を見せて説得したそうです。

理解を得るまでには約2年の歳月を要しましたが、
今ではロンドンの観光スポットとして大いに賑わっています。

私がイギリスから帰国して、
ちょうどNHKのザ・プレミアム『天海祐希、魔法と妃と女たち、ロンドン編』
という番組が放送されました。

番組の中で、先のお二人の女性建築家が紹介されました。
しれぞれの仕事にかける熱い思いや建築の苦労話は、
とても興味深いものでした。 

なかでも、
「ロンドン・アイ」のジュリアさんが保護団体に投げかけた言葉が印象的でした。

「私たちは未来の歴史的建造物を建設しています。
あなた達がすべきことは、過去の建造物を保存するだけではない。
むしろ未来に目を向けることに大きな責任があるのではないでしょうか」と。

更に「ロンドンは生きた街で、21世紀にふさわしい姿に発展していくのです」
と、天海さんに語られている姿には、
ロンドンの街に対する並々ならぬ郷土愛が溢れているように感じました。

ロンドンの新たな景観をつくりだしている近代建築群ですが、
女性建築家の根底には、「歴史あるものを壊さず、新しいものとの調和を図り、
次世代に繋いでいく強い思い」が宿っていると感じました。
だからこそ、伝統とモダンが違和感なく共存しているのだと思います。

近代建築群を巡れば、新しいロンドンを発見できそうです。

(上記の「ザ・シャード」、「ロンドン・アイ」については、
NHKの番組の一部抜粋、及び内容を参考にさせていただきました)



クレオパトラの尖塔
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テムズ河畔にそびえるオベリスクは、
「クレオパトラの尖塔」と呼ばれています。

19世紀初め、古代エジプト王トトメス3世の遺物が
ロンドンに移送されたときのものだそうです。
塔のそばには、大きなスフィンクスが鎮座していました。

エジプトから遠く離れたこの地で塔を護るスフィンクス。
こころもち物憂げな表情に見えました。

さて、今日はこの辺で!
次回はビッグ・ベンでバスを降りて観光します。

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