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まだまだ吹く風は冷たくて、
光あふれる春の訪れが待ち遠しい、今日この頃です

さて、再開した旅行記ですが、
いまだイギリス滞在中でして、
早くオランダに話題を移さないと。。。
忘却の彼方へ
ってことになりそうです

前回は、コッツウォルズのラベンダー畑のお話しでしたが、
引き続き、その界隈のお話です。

歴史と伝統のある英国式庭園。
イギリスで庭造りが始まったのは、
遥か昔、ローマ占領期の一世紀頃というから驚きます。

その長い歴史の中で、
様々な様式の庭園が造られ、
イングリッシュガーデンを巡るツアーも人気なんだそうです。

今回、私たちが訪れたのは、
スノーヒル・マナーガーデン。

駐車場から小路を少し歩いていくと、
こんな素敵な緑のトンネルが出迎えてくれました。

こんな風景に出会うと、
美しいプリンス・エドワード島の魅力を惜しみなく描いた、
「赤毛のアン」の物語を思い出します。


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スノーヒル・マナーハウス
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現在はナショナルトラストに管理されていますが、
16世紀に国王に譲渡されるまでは、修道院の所有だったそうです。

その昔、修道院は祈りの場であると同時に、
薬局のような役割を果たしており、
庭にはたくさんの薬草(ハーブ)が植えられ、
その保存や調整法などが発展して、
後の薬局の原型になったということです。

イギリスを代表する推理作家アガサクリスティの作品には、
有毒なハーブが登場しますが、
ここにも彼女が薬局で働いた経験が知識として生きているのでしょう。
この庭にも、たくさんの薬草が育っていたのでしょうか。

さて、マナーハウスの主要な部分は16世紀に建築され、
その後20世紀の初めに
コレクターであるチャールズ・ウエイド氏に購入されるまで、
多くの所有者と借用者がいました。

彼は家訓でもある、
「何も滅ぼしてなならぬ」を忠実に守り、
相続した富を、
世界中から壮大なオブジェクトを収集することに費やしました。

マナーハウスはコレクションの展示とゲストの宿泊に使用し、
彼自身は隣接する司祭の小さな家に住み、
そこでコレクションの修繕なども行いました。

小さなおもちゃから日本の鎧まで、
たくさんのコレクションが収蔵されています。



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このイングリッシュ・ガーデンは、
最後のオーナーであったチャールズ・ウェイド氏と建築士によって、
家の延長線にある外部屋としてデザインされたそうです。
 
周囲の美しい風景を借景にし、
果樹園やハト小屋などもある典型的なコテージガーデンです。



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これまで巡ったコッツウォルズの村々は、
なだらかな丘陵地帯に点在していましたが、
ここスノーヒル・マナー&ガーデンは、
標高700メートルの高台に位置しています。

丘の斜面に建てられているので、
美しい丘陵地帯を一望することができます。

清々しい空気を胸いっぱい吸い込むと、
身体の隅々まで浄化されていくような気がします



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オーナーの好きだった詩人の作品を引用したものが、
庭に飾られていると聞きましたが。。。
これかな?



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帰り際に、ジャガイモの花が咲いているのに気づきました。
梨や桃のなどの、果樹もたくさんありました。
ただ愛でるだけの庭ではなく、人々の暮らしと共にある庭でした。

私はフランスに代表されるような人工的な庭より、
自然の美しさを求めたこんな素朴な庭に惹かれます。

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